2000年代以降も成熟した魅力を発揮し続けた高岡早紀だが、近年のキャリアを象徴する代表作となったのが『リカ』シリーズだ。自称「28歳」の純愛モンスター・雨宮リカを演じ、狂気と愛らしさが入り混じる圧巻の怪演で視聴者を恐怖と興奮の渦に巻き込んだ。
数々のサスペンスドラマや映画で魅せてきたミステリアスな空気感が、この作品でひとつの完成形を迎える。狂気的な悪女でありながら、どこか美しく、魅惑的。かつて若い頃に放っていた妖艶さが、成熟した演技力と融合することで、唯一無二のキャラクターを生み出したのだった。