発作が起きた際、飼い主が取り乱すと愛犬の交感神経を刺激して発作が長引く原因になります。まずは落ち着いて、咽頭の反射をリセットする物理的アプローチを試みてください。
現場の獣医師が推奨する代表的な即効対処法は以下の3つのステップです。
- 1. 鼻の穴を指で軽くふさぐ(鼻をつまむ):
犬の両方の鼻孔を1〜2秒ほど優しく指で塞ぎます。口呼吸へ強制的に切り替えさせる、または唾液を飲み込ませる(嚥下反射)ことで、軟口蓋周辺の痙攣反射が瞬時に解除されます。 - 2. 喉をさする(唾を飲み込ませる):
顎の下から首元にかけて、手のひらで上から下へ優しく撫で下ろします。首筋への穏やかな刺激で嚥下(ゴクンと飲み込む動作)を促し、喉の奥の緊張を和らげます。 - 3. 胸部や背中をゆっくり撫でてリラックスさせる:
興奮や緊張が引き金になっている場合、優しく声をかけながら体幹部を包み込むように撫でることで、副交感神経を優位に導きます。
これらの処置を行う際は、無理に口を開けさせたり強い力を加えたりせず、愛犬の呼吸リズムを観察しながらソフトに行うのが鉄則です。