なぜこの作品は、幾多の年月が経っても色褪せないのか。その理由は開発背景にある。『ファイナルファンタジー』を生み出した坂口博信と、『ドラゴンクエスト』の生みの親である堀井雄二。二人の巨頭がタッグを組み、キャラクターデザインには漫画界の至宝・鳥山明を起用するという、当時のゲーム業界の常識を覆す奇跡の陣容によってプロジェクトは結成された。
さらに、若き日の光田康典が手掛けた叙情的かつ力強いBGMが、作中のセピア色のノスタルジーとSF的壮大さを完璧に引き立てている。スーパーファミコンのスペックを限界突破したグラフィックとシームレスバトルは、スクウェア・エニックス(当時スクウェア)の技術的頂点を示すものだった。