内海海岸海水浴場を訪れるドライバーにとって最大の難所となるのが、現地周辺の駐車場確保と南知多道路の慢性的な交通集中です。最盛期となる7月下旬からお盆期間の週末、現地ではどのような事態が発生しているのか、現地交通動向の取材からその構造が浮き彫りになりました。
内海周辺には公営・民営合わせて約3,000台から5,000台規模の駐車スペースが存在します。しかし、浜辺に近接する好立地の区画から順に埋まり始め、晴天の週末には午前8時15分の段階で収容率が90%を超えるケースが珍しくありません。午前9時を過ぎて現地に到着した場合、空き駐車場を探して細い市街地を延々と周回する「駐車場難民」に陥るリスクが極めて高くなります。
さらに深刻なのが帰路の渋滞です。南知多道路の「南知多IC」や「美浜IC」へと合流する国道247号線や県道52号線は逃げ道が少なく、夕方15時から18時にかけて完全に動きが止まります。このボトルネックを打開するための鉄則は以下の2点に集約されます。
第1の選択肢は「現地へ午前7時30分までに到着し、14時前には撤収を開始する」という完全な時間帯シフトです。第2の賢明な選択肢は、公共交通機関のフル活用です。名鉄名古屋駅から名鉄知多新線の終点「内海駅」までは特急で約1時間。内海駅からは名鉄バスで約5分、あるいは海風を感じながら平坦な道を歩いても約15分から20分で千鳥ヶ浜のメインビーチへ到達できます。運転の疲労や渋滞のイライラから完全に解放されるルートとして、近年賢いリピーターの間で見直されています。