スタバのアールグレイフラペチーノが幻と呼ばれる真相と神カスタム

スタバのアールグレイフラペチーノが幻と呼ばれる真相と神カスタム

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スターバックスのアールグレイフラペチーノが「幻」の異名を誇る背景には、単なる品薄や人気という言葉だけでは片付けられない、ブランド特有のマーケティング構造と現場のオペレーションが深く関係しています。その実態を解明すると、3つの決定的な理由が見えてきます。

第1の理由は、爆発的な反響を呼んだ期間限定ビバレッジの残像です。2023年1月に発売された「アール グレイ ブーケ ティー フラペチーノ」は、アールグレイを軸にカモミールやジャスミンをブレンドし、ベルガモットシトラスパウダーをあしらった華やかな設計で、発売直後から注文が殺到しました。予定されていた販売期間を待たずして全国の店舗で早期完売が相次ぎ、「飲みたかったのに一度も巡り会えなかった」という消費者の強い飢餓感を生み出しました。

第2の理由は、新作完売店舗にのみゲリラ的に現れる「バックアップビバレッジ」としての性質です。スターバックスでは、季節限定フラペチーノの原料が早期に底をついた際、次の新作が立ち上がるまでの数日間、穴埋めとして特別なフラペチーノを提供することがあります。代表格である「コーヒー&クリームフラペチーノ」と並び、紅茶の原料が手配できた店舗でのみサプライズ登場したのがアールグレイ系の限定ビバレッジでした。公式アプリの告知にも載らず、店頭の看板にひっそりと掲示されるため、偶然遭遇したユーザーが「幻のフラペチーノに出会えた!」とSNSに投稿し、神格化が進んだのです。

第3の理由は、通常店舗と「スターバックス ティー & カフェ(TEAVANA店舗)」のメニュー乖離です。全国に約1,900店以上ある通常店舗ではアールグレイのフラペチーノはレギュラー販売されていません。しかし、全国主要都市に展開するティー特化型店舗では「アール グレイ クラシックティー フラペチーノ」が看板メニューとして通年提供されています。この情報格差が、「特定の人だけが飲めている幻のメニュー」という印象をさらに強固なものにしています。

山田 真由
著者

山田 真由

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