放送当時からSNSやレビューサイトでは、元春の言動に対して凄まじい熱量の議論が巻き起こりました。序盤における元春の無自覚なモラハラ気質や責任転嫁に対し、ネット上では「胸糞悪すぎる」「救いようがないクズ夫」といった辛辣な批判が殺到。この強烈な拒絶反応こそが、制作陣の狙い通り視聴者を引き込むフックとなりました。
しかし物語中盤以降、元春が過去の自分の過失を自覚し、澪が追い詰められていた孤独の深さを知るにつれて、視聴者のトーンは一変します。「身につまされて胃が痛い」「自分も配偶者に対して同じことをしていないか振り返った」という反省や共感の声が急増。単なる勧善懲悪ではなく、誰もが無意識に加害者になり得るという日常のトラップを浮き彫りにした点が、大人世代の支持を集めた理由です。
現在でも動画配信サービス「FOD」の見逃し・アーカイブ配信において国内ドラマ部門の上位にランクインし続ける背景には、結婚生活に悩む層やパートナーシップを見つめ直したい層による「定期的な再視聴需要」が存在していることがデータからも裏付けられています。