北別府学のキャリアにおいて、その圧倒的な存在感を決定づけたのが沢村栄治賞の2度にわたる受賞だ。1982年に15勝6敗、防御率2.43で初の栄冠に輝くと、1986年には18勝4敗、防御率2.41という驚異的な成績を収め、最多勝と最優秀防御率、そしてMVPを総なめにした。
日本野球機構(NPB)の長い歴史の中でも、完投能力と安定感を兼ね備えた先発投手としての評価は群を抜いている。シーズンの勝負どころで見せるギアの引き上げ、そしてリリーフ陣を休ませる圧倒的な完投能力。年間を通してローテーションを守り抜き、勝ち星を積み重ねる姿は、当時のすべてのピッチャーにとっての理想像であった。