【実は全く別物】「被告」と「被告人」の違いとは?民事と刑事の真相を徹底解説

【実は全く別物】「被告」と「被告人」の違いとは?民事と刑事の真相を徹底解説

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なぜこの区別がこれほど重要なのだろうか。それは、手続きの構造と対立関係が本質的に違うからだ。

民事訴訟は、対等な個人や企業同士のトラブル解決を目指す。原告の主張に対し、被告が反論を展開する対立構造だ。主張が認められるか否かは「立証の度合い」にかかっており、勝訴・敗訴という形で決着がつく。民事訴訟の法廷には検察官はおらず、双方が弁護士を立てて法論争を繰り広げる。

これに対し刑事訴訟は、国家権力と個人との争いである。公益の代表者である検察庁が立証責任を負い、有罪を立証しようと攻め立てる。対する被告人は、個人の権利を守るために選任された弁護士(弁護人)とともに、無罪や量刑の軽減を主張して戦う。憲法上の人権保障や、無罪推定の原則が強く働くのも刑事訴訟の特徴だ。最高裁判所の判例や手続き規程においても、被告人の防御権の確保は最優先の論題であり、日本弁護士連合会も被告人の人権擁護を厳しく監視している。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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