しかし、万能に見える100均ペーパーカッターにも明確な限界は存在する。Amazon.co.jpなどで販売されているコクヨやプラスといった専門メーカーのプロ用裁断機と比較すると、根本的な構造の違いが浮き彫りになる。プロ用機器は金属製のベースプレートと高炭素鋼の特殊刃を採用しており、数百回の裁断でも精度が落ちず、厚口のボール紙や大量の束を一気に断裁できる。
対して100均製品は、ベースが樹脂製であるため強い圧力をかけるとわずかに沈み込み、刃先が徐々に摩耗しやすい。コピー用紙5枚以上を一度に切ろうとすると、断面が斜めになったり紙の端が破れたりする「刃負け」が発生する。用途を誤ると作品を台無しにしてしまうため、厚物裁断や大量処理を求める場合は素直に専門メーカー品を選ぶべきだ。