東久留米総合高校サッカー部の門を叩くうえで、最大の関門となるのが東京都立高校入試における「文化・スポーツ等特別推薦(サッカー推薦)」です。毎年夏から秋にかけて開催される都立東久留米総合高校サッカー部の部活動体験・練習会(オープンスクール併設)には、都内のみならず埼玉や神奈川など近隣県からも数百名規模の中学生が参加します。
ネット上の掲示板やSNSでは「練習会で声がかからなければ推薦には受からない」「セレクションは形式的なもので内定者が決まっているのではないか」といった噂が散見されます。しかし、現場の選抜実態を取材すると、公立高校である以上、選考基準は東京都教育委員会のガイドラインに基づき厳格に運用されています。
実技検査(セレクション)では、基本的なボールコントロールや対人守備、ゲーム形式での状況判断能力、そして激しい球際でのメンタリティがチェックされます。しかし、合否を分けるのはサッカーの実力だけではありません。文化・スポーツ等特別推薦では、中学校での「調査書点(内申点)」と「個人面接・作文(自己PR)」が合計得点に大きく組み込まれます。
いくら実技で突出したプレーを見せても、内申基準が著しく不足していたり、面接で自己管理能力や礼儀・協調性に欠けると判断されたりした場合は不合格となるケースが実際に多発しています。指導陣が求めるのは「サッカーが上手いだけの選手」ではなく、「東久留米総合の生徒として3年間ひたむきに努力し、チームに好影響を与えられる自立した生徒」です。