二人の関係性を語る上で外せないのが、昭和の時代に関西各地で開催されていた「ちびっこのど自慢大会」での子供時代のエピソードです。
当時、兵庫県淡路島から各地の歌唱コンテストに出場していた上沼さん(旧姓・橋本恵美子)と、大阪府八尾市で早くから「のど自慢荒らし」として名を馳せていた天童さん(本名・吉田よしみ)。二人は数々の大会で顔を合わせる宿命のライバル同士でした。
上沼さんは自身の番組やエッセイで、当時の様子をユーモアたっぷりにこう振り返っています。「どこに行っても吉田よしみちゃんがおって、全部一等賞のカラーテレビや自転車を持っていく。私はいつも二等賞で電気ポットや鍋セットやった」。幼少期から卓越した歌唱力を持ち、互いを強烈に意識せざるを得ない環境で育ったことが、二人の原点となっています。