ビジネス文書で最も多くのユーザーを絶望させるのが、「ページの最下部に表を配置した直後に発生する空白ページ」です。一般社団法人日本オフィス業務効率化協会の実態ヒアリング調査などでも、「Wordトラブルの相談件数第1位」として常に挙げられる現象です。
この白紙がBackSpaceでもDeleteでも絶対に消えないのには、明確な理由があります。Wordの内部仕様として、「表の直後には必ず最低1行の段落(改行マーク)を保持しなければならない」という強固な制約が存在するためです。表がページの最下部ギリギリまで達している場合、強制的に付属する1行の段落記号が次ページへと押し出され、結果として「消せない白紙の2ページ目(あるいは最終ページ)」が永久に生成されてしまいます。
この頑固なWord表の直後の空白ページ削除を成し遂げるには、以下の3つの裏ワザが決定打となります。
解決策A:段落のフォントサイズを「1pt」に極小化する
表の直後にある邪魔な段落記号(↵)をマウスでドラッグして選択します。「ホーム」タブのフォントサイズ入力欄に直接「1」と半角入力してEnterキーを押してください。通常10.5ptある行の高さが1pt(約0.35ミリ)まで圧縮され、前のページの表の真下に吸い込まれるように収まるため、押し出されていた空白ページが瞬時に消滅します。
解決策B:「行間」を「固定値・1pt」に変更する
フォントサイズを1ptにしても消えない場合は、段落の行間設定が原因です。段落記号を選択した状態で右クリックし、「段落」を選択します。「インデントと行間隔」タブにある「行間」のプルダウンを「固定値」に変更し、「間隔」を「1pt」に手動設定してOKをクリックします。これで行の高さが物理的に極限まで潰れ、1ページ目の余白内に確実に収まります。
解決策C:段落記号を「隠し文字」に設定する
段落記号を選択して右クリックし、「フォント」ダイアログを開きます。「文字飾り」グループの中にある「隠し文字」にチェックを入れてOKを押します。編集記号の表示をオフにすると、その段落記号自体が存在しないものとして画面から隠れ、白紙ページが消え去ります。