『ギルガメッシュないと』は、テレビ東京系で1991年10月から1998年3月まで放送された深夜情報バラエティ番組です。バブル崩壊直後の日本において、低予算ながらアイデアと過激な企画力で深夜帯としては異例の最高視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録し、「テレビ東京 深夜番組 伝説」の象徴となりました。その中核を担った看板企画こそが「ギルガメ写真館」です。
同コーナーの骨子は、スタジオ内に設置された特設セットで、当時の人気グラビアアイドルやセクシー女優、レースクイーンなどの歴代モデルをプロカメラマンが撮影し、その生々しい撮影風景をそのままオンエアするというものでした。写真家がシャッターを切る音、ストロボの閃光、そしてファインダー越しにモデルの限界露出を引き出していく緊張感は、視聴者に「自分だけのプライベートな覗き見」をしているかのような強烈な没入感を与えました。
当時の特番インタビューや制作陣の回顧録によると、コーナーの狙いは単なる性的な刺激ではなく、「プロの写真撮影現場に漂うプロフェッショナリズムとフェティシズムの融合」にありました。視聴者はそこに、深夜特有のアングラな美学と、テレビの限界に挑む制作陣の反骨精神を見出していたのです。