世界ランキングの上下動を正しく理解するためには、2018年夏から導入されたFIFAポイントの計算方法を知ることが欠かせません。現行システムはチェスなどで用いられる「Eloレーティング」をベースにした計算式が採用されています。
具体的には、以下の要素を掛け合わせて試合ごとにポイントが増減します。
【ポイント増減=試合の重要度係数(I) × (試合結果(W) - 試合前の期待結果(We))】
親善マッチよりもワールドカップ予選での順位変動のほうが係数(I)が高く設定されており、さらに「ランキング上位の国に勝つと大量ポイントを獲得できる一方、格下に敗れると大量ポイントを失う」仕組みです。日本代表が着実にポイントを積み上げている背景には、格下相手に確実に勝ち点3を拾い続けてポイント流出を防ぎつつ、格上との真剣勝負でアップセットを演じてビッグポイントを獲得してきた緻密な勝負強さがあります。