ピッコロ大魔王を語る上で欠かせないのが、武術の達人たちを苦しめ続けた特殊秘技魔封波(まふうば)の存在です。数百年前、世界を蹂躙した大魔王に対し、亀仙人と鶴仙人の師匠である武泰斗(ムタイト)が自らの全生命エネルギーを賭して編み出した究極の封印術でした。
武泰斗の捨て身の一撃によって、ピッコロ大魔王は家庭用の電子ジャーの中に封印され、世界の平和は辛うじて保たれました。この封印の経験は大魔王の魂に拭い去れないトラウマを植え付け、復活後も電子ジャーや魔封波の構えを見ただけで異常な動揺と激昂を見せる要因となったのです。
亀仙人が命を賭けて放った魔封波は惜しくも外れ、その後の天下一武道会では大魔王の生まれ変わりであるマジュニアが「魔封波返し」を編み出すなど、この技は大魔王一族と武道家たちの因縁を象徴する技として後世まで受け継がれました。