洗面所に窓は必要?後悔する理由と失敗しない選び方を徹底解説

洗面所に窓は必要?後悔する理由と失敗しない選び方を徹底解説

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ネット上の住宅掲示板やSNSでは、「洗面所に窓がないと家相や風水が悪くなる」「窓がないと湿気で家が腐る」といった言説が散見されます。しかし、これらの主張の多くは現代の住宅性能を無視した誤解に基づいています。

伝統的な風水や家相において、水回りの窓が重視されたのは「自然換気が建物の湿気対策における唯一の手段だった時代」の知恵に過ぎません。北東(鬼門)や南西(裏鬼門)の方角に水回りを置くことを避ける思想も、当時の低断熱・採光不足による衛生悪化を防ぐための合理的な生活防衛策でした。空調制御が確立された現在、方角に過度にとらわれて使い勝手の悪い間取りを採用することこそ、避けるべきリスクです。

また、「窓を開けて換気すれば結露やカビを防げる」という考えも大きな盲点を含んでいます。梅雨時や降雨時、外気の湿度は80〜90%以上に達します。この状態で窓を開ければ、かえって室内に大量の湿気を引き込み、壁紙やクロスの奥にカビの胞子を定着させる結果となります。現代建築においては、窓を開けることよりも、換気扇の24時間稼働とサーキュレーターによる空気循環を維持する方が、防カビ性能は遥かに高くなります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。