『笑点』の歴史は、まさに波乱万丈の交代劇の歴史でもある。初代の立川談志から始まり、前田武彦、三波伸介、5代目三遊亭圓楽、桂歌丸、そして現在の春風亭昇太へと受け継がれてきたバトンは、決して平坦な道のりではなかった。交代劇の舞台裏には、視聴率の低迷、演者同士の衝突、体調の限界、あるいは若返りを狙った局側の英断など、それぞれの時代背景を反映した明確な理由が存在する。
番組創設期の鋭い緊張感から、お茶の間の定番となった安定期、そして病魔と戦いながらマイクを握り続けた情熱の時代まで、6人の歴代司会者が刻んだ足跡は多様だ。それぞれの意外な抜擢理由と交代の真相を深掘りすることで、日本テレビが守り続けてきたエンターテインメントの真髄が見えてくる。