日本の伝統的な手紙のマナーにおいて、夏の挨拶状は「立秋」を境目に変化する。立秋(毎年8月7日〜8日頃)の前日までは「暑中見舞い」、立秋を過ぎてから出すのが「残暑見舞い」だ。
問題は「終わり」の時期だ。一般的にマナー本などで示される締め切りは、二十四節気の「処暑(8月23日頃)」まで、あるいは遅くとも「8月31日まで」とされる。暦の上の区切りとしては、9月7日頃の「白露(はくろ)」の前日までに相手へ届くのが限度という考え方もある。この「8月末なのか、9月上旬まで届いていいのか」という曖昧さが、毎年多くの人を迷わせているのだ。