先天性耳瘻孔の臭いと膿はなぜ?放置の危険や手術費用・傷跡を解説に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
先天性耳瘻孔を根本的に治療する唯一の方法は、原因となっている瘻管を袋ごと完全に取り除く「耳瘻孔摘出手術」です。患者の年齢や炎症の既往歴によって、麻酔方法、入院期間、手術費用が大きく異なります。
項目成人(中学生以上・局所麻酔)乳幼児・小児(全身麻酔)編集部の見解・評価麻酔方式局所麻酔(手術部位のみ)全身麻酔(完全就寝状態)小児の手術中の体動防止と精神的トラウマ回避には全身麻酔が不可欠。入院期間日帰り 〜 1泊2日2泊3日 〜 3泊4日程度成人は日帰りが主流。小児は術前検査および術後の全身状態管理のため短期入院が基本。費用相場(自己負担3割)約15,000円 〜 30,000円約50,000円 〜 100,000円(※助成あり)乳幼児医療費助成制度が適用される自治体では、子どもの自己負担は実質無料〜数百円程度。手術時間約30分 〜 60分約45分 〜 75分(麻酔導入除く)過去に感染を繰り返し瘻管周囲に癒着がある場合、剥離に時間を要する。傷跡とダウンタイム抜糸まで約7日/激しい運動は2週間制限吸収糸(自然に溶ける糸)使用/約1週間安静耳のシワに沿ったデザイン(紡錘形切開)により、半年〜1年で肉眼では目立たなくなる。
摘出手術において最も重要なのは、瘻管の上皮組織を1ミリも残さず完全に摘出することです。術中、瘻孔内に色素(インジゴカルミン等)を注入して管の走行を染色・可視化し、軟骨の一部ごと一塊にして切除する手法が広く採用されています。初回手術における再発率は1〜5%未満と極めて低いものの、過去に切開排膿を何度も繰り返して組織が破壊されている場合、再発率は10%前後に跳ね上がることが学会報告でも示されています。