術後の食事作りの基本は、「高タンパク・低脂質・低残渣(便として残りにくい)」の3原則です。ここでは、包丁をあまり使わず、調理の手間を最小限に抑えながら美味しく食べられる実践的な回復レシピを紹介します。
1. 卵と白身魚のふんわりかきたまうどん(術後2〜3日目向け)
消化吸収に優れたうどんは回復期の主食として最適ですが、冷たいざるうどんやコシが強すぎる讃岐うどんは胃腸に負担をかけます。しっかりと煮込んで柔らかく仕上げるのがポイントです。
【材料(1人分)】
・ゆでうどん(または冷凍うどん):1玉
・白身魚(タラまたはタイの切り身・皮と骨を除く):1切れ
・卵:1個
・和風だし(かつおや昆布の出汁・顆粒でも可):300ml
・醤油、みりん:各小さじ1
・水溶き片栗粉:適量
【作り方】
1. 鍋に出汁、醤油、みりんを入れて中火にかけ、細かくほぐした白身魚を加えて火を通す。
2. うどんを加え、箸で簡単に切れるくらい柔らかくなるまで弱火で4〜5分煮込む。
3. 水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつけ、溶き卵を細く流し入れてふんわりと固まったら火を止める。
※ネギや七味唐辛子などの薬味は刺激物となるため、この段階では一切加えないでください。
2. 豆腐と鶏ささみのトロトロ親子雑炊(術後3〜4日目向け)
白がゆの味に飽きてきた頃におすすめの、旨味とタンパク質を両立した回復食です。
【材料(1人分)】
・炊いたご飯:軽く1膳(水で洗ってぬめりを取るとさらに消化が良い)
・鶏ささみ(筋を取り、細かく叩いたもの):50g
・絹ごし豆腐:1/4丁(スプーンですくって一口大に)
・出汁:250ml、白だしまたは薄口醤油:小さじ1
・溶き卵:1/2個分
【作り方】
1. 鍋に出汁と調味料を沸かし、叩いた鶏ささみを入れてほぐしながらアクを取る。
2. ご飯と豆腐を加え、米粒が水分を吸って柔らかくなるまで弱火で煮る。
3. 最後に溶き卵を回し入れ、蓋をして余熱で蒸らす。