集団生活における二次感染を防ぐため、学校保健安全法において溶連菌感染症は「第三種学校感染症」に指定されています。登園・登校停止期間の明確な基準は、「適切な抗生物質の服用を開始した後、24時間が経過し、かつ解熱して全身状態が良好であること」と定められています。抗菌薬の内服から丸1日経てば、周囲への感染力はほぼ消失するためです。
大人に関しては法律上の明確な出勤停止規定はありませんが、職場への感染拡大を防ぐ観点から、子どもと同様に「抗生物質を飲み始めて24時間以上経過し、解熱するまで」は出勤を控えるのが医学的に妥当な判断です。
家庭内感染の防止策としては、患者が使用した食器やタオルの共用を避け、こまめな手洗いとアルコール消毒を徹底することが有効です。飛沫感染が主ルートとなるため、看病時や同室滞在時の不織布マスク着用も欠かせません。