当日の馬場状態も展開を大きく左右する重要なファクターだ。良馬場であればパワーとスタミナが要求され、前崩れの展開から外差しが決まりやすくなる。逆に、夏の夕立などでひと雨降り、湿った脚抜きが良い馬場になれば、内枠からハナを切ったスピード馬がそのまま前残りする高速決着へと様相が一変する。
また、枠順の配置も戦略に直接影響する。1200m戦とはいえ、盛岡のワンターンコースでは最初のコーナーまでの距離がしっかり確保されているため、外枠からでも無理なく位置を取りやすい。しかし、内枠の馬がハナを主張して譲らない構図になると、前線は激しい先行争いに巻き込まれ、結果として中団待機組に絶好の展開が向く。枠順確定後の並びと、騎手同士の心理戦から目が離せない。