翌2006年、13歳で連続ドラマ初主演を果たした『14才の母』は、彼女のキャリアを決定づける歴史的名作となった。中学生の妊娠・出産という極めてセンシティブで重厚なテーマに挑み、葛藤しながらも自らの意志で命と向き合う少女・一ノ瀬未希を熱演。放送当時はテーマの賛否をめぐり大きな話題となったが、志田の圧倒的な存在感と純粋な演技が、物語に説得力を与えた。
分娩シーンで見せた叫びと涙は、今なお語り継がれる名場面だ。制作関係者は「役を演じているというより、その瞬間の痛みに命を吹き込んでいた」と振り返る。この作品で第44回ギャラクシー賞奨励賞や第31回エランドール賞新人賞などを次々と受賞し、名実ともに日本を代表する若手女優としての地位を固めた。