パーフェクトリバティー教団の現在|信者激減とPl学園野球部の真相

パーフェクトリバティー教団の現在|信者激減とPl学園野球部の真相

パーフェクトリバティー教団の現在|信者激減とPl学園野球部の真相の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

PL教団がこれほど急速に巨大化し、そして急激に衰退した背景には、そのユニークな教義と社会との関わり方が深く影響しています。

教団の立教の精神を示す根本教条が、あまりにも有名な「人生は芸術である」という言葉です。大正時代に御木徳一氏が創始した「ひとのみち教団」を源流とし、戦後の1946年に第2代教祖・御木徳近氏が佐賀県鳥栖市で再興、のちに富田林に大本庁を置きました。

「人間は神の表現体であり、日々の生活すべてが自己表現=芸術である」と説く教義は、従来の日本的新宗教にありがちだった「難行苦行」や「禁欲」を否定しました。スポーツ、芸術、ビジネスにおける成功を信仰の実践として肯定的に捉えるこの思想は、高度経済成長期の日本人の上昇志向と見事に合致し、爆発的な信者獲得に成功したのです。

その結果、昭和期には多くの著名人、スポーツ選手、芸能人がPL教団と関わりを持ちました。名門野球部の歴代スター選手はもちろんのこと、芸能界でも宝塚歌劇団の生徒や流行歌手、著名文化人が教団の支援を受けたり、信徒であることを公表・噂されたりしました。高校野球中継でPL学園の選手たちが胸の校名に手を当てて教団の祈りを捧げる姿は、お茶の間に「明るく近代的で勢いのある新宗教」というポジティブなイメージを強く植え付けました。

しかし、ネット上で囁かれる「あの有名芸能人は現在もPL教団の熱心な信者なのか?」という疑問の多くは、実態と乖離しています。当時の選手や芸能人の大半は、教団本部の支援や学園の教育環境を享受していたものの、熱烈な宗教的信念を持っていたわけではなく、環境としての関わりにとどまっていました。現在では、公の場で教団への帰依を公言する著名人は皆無に等しい状態となっています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。