「急に東京へ行くことになった」「発売日を忘れていたが、当日現地に行けばなんとかなるのではないか」と考える旅行者は少なくありません。しかし、現場のオペレーションにおいて現地での当日券販売は一切存在しません。館の正門前には「本日のチケットは完売いたしました」という看板が常時掲示されており、窓口での当日交渉は完全に不可能です。
では、10日の発売日を逃した読者には一切道が残されていないのでしょうか。ここで知っておくべき実情が2点あります。
1. ローソンチケットにおける「未入金流れ・キャンセル拾い」
ローチケで店頭支払い(コンビニ払い)を選択した利用者が、期日までに支払いを完了しなかった場合、その座席は自動的にシステムへ返還されます。この「キャンセル戻り枠」は、発売日から数日後(支払い期限の翌日深夜から早朝にかけて)にカレンダー上にひっそりと復活します。SNS上でも「諦めずにカレンダーを定期巡回していたら△(残りわずか)が出て確保できた」という現場の生の声が毎月散見されます。
2. 三鷹市および近隣住民を対象とした「市民枠チケット」
ジブリ美術館と地域社会の共生を目的として設けられているのが、「三鷹市・近隣市民枠」です。三鷹市、武蔵野市、小金井市、西東京市に在住・在勤・在学している住民を対象に、一般枠とは別ルートの先行販売枠や専用受付が用意されています。購入時には住民票や身分証による厳格な地域居住確認が行われますが、対象地域に生活拠点を持つ人にとっては、一般枠の混雑を回避できる極めて強力な正規ルートです。