投扇興の点数表と役一覧完全ガイド!浅草流と御扇流の違いを徹底解説

投扇興の点数表と役一覧完全ガイド!浅草流と御扇流の違いを徹底解説

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道具立ては極めてシンプルです。床の上に置く桐製の台座を枕(高さ約17cm〜20cm)、その上に立てる鈴の入った紙製の的を蝶、そして投じる道具を扇と呼びます。競技者は枕から約1間(約1.8メートル)離れた位置に正座し、交互に規定回数(一般的には5回から10回)扇を投じ、その合計得点を競い合います。

点数の数え方は、扇が停止した最終的な「三者の空間配置」で決まります。判定の基本フローは以下の3段階です。

第1に、蝶が枕から落ちているかを確認します。蝶が枕の上に留まり、扇だけが落ちた場合は「点数なし(0点)」または「手習(1点)」などの極めて低い役になります。蝶を落とすことが得点の絶対条件です。

第2に、枕・蝶・扇の接触状態を見極めます。「扇の上に蝶が乗っているのか」「蝶の上に扇が覆いかぶさっているのか」「枕に扇がもたれかかっているのか」によって銘が激変します。例えば、扇と蝶が触れ合わずに双方が畳の上に転がった状態は「野分(のわき)」と呼ばれ、浅草流では1点にしかなりません。しかし、扇の骨の間に蝶が美しく挟まると高得点役に跳ね上がります。

第3に、最高得点役とファウルの判定です。浅草流における最高峰の役とされる「夢浮橋(ゆめのうきはし)」は、蝶が枕と扇の間に絶妙なバランスで架け橋のように跨がった状態を指し、一撃で100点が与えられます。一方で、扇が枕を直撃して倒してしまうと「過怠(かたい)」となり、マイナス20点やマイナス50点といった重い減点処分を受け、それまでのリードが一瞬で消し飛ぶスリリングな設計になっています。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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