trovareを学習する上で最大の関門であり、同時に日常会話の表現力を飛躍させる鍵となるのが、イタリア語の再帰動詞「trovarsi(トロヴァールシ)」です。再帰代名詞(mi, ti, si, ci, vi, si)を伴うことで、意味が大きく3つの方向に展開します。
1つ目は「(物理的に)ある、位置する、いる」という意味です。建物や都市の所在地を説明する際、essere動詞の代わりとして極めて自然に使われます。
- Il Colosseo si trova a Roma.(コロッセオはローマにあります)
- Dove ti trovi adesso?(今、どこにいるの?)
2つ目は、学習者が最も多用することになる「(環境・状況に対して)居心地が良い/悪い、気に入っている」を表す「trovarsi bene / male」の用法です。新生活、語学学校、新しい職場、人間関係、さらには靴や衣服のフィット感について話す際の必須フレーズです。
- Mi trovo benissimo in questa scuola.(この学校はとても居心地が良く、気に入っています)
- Non mi trovo bene con i miei colleghi.(同僚たちとうまく馴染めていません/人間関係がしっくりきていません)
- Come ti trovi con il nuovo lavoro?(新しい仕事の調子・環境はどうですか?)
3つ目は「(お互いに示し合わせて)待ち合わせる、会う」という相互的用法です。友人同士の約束で「Ci vediamo」と並んで頻出する言い回しです。
- A che ora ci troviamo stasera?(今夜は何時に待ち合わせする?)
- Ci troviamo in piazza alle otto.(8時に広場で落ち合おう)