将棋倶楽部24の現在と過疎化の真相|ウォーズ比較で見えた猛者の実態

将棋倶楽部24の現在と過疎化の真相|ウォーズ比較で見えた猛者の実態

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将棋倶楽部24の歴史を語る上で欠かせないのが、将棋24プロ棋士の参加と、それに伴って生まれた数々の神話です。

インターネットが普及し始めた2000年代初頭、多くのプロ棋士や奨励会員がハンドルネームを用いて深夜の24に潜行していました。当時、羽生善治九段と目されるアカウントや、若き日の渡辺明九段、豊島将之九段らが対局を繰り広げ、名人級の妙技がロビーの観戦者数千人を釘付けにした記録は今も語り草です。現役最強の藤井聡太竜王・名人も、少年時代に24の盤上で圧倒的な終盤力を研ぎ澄ませていたことは広く知られています。

歴代の将棋24最高レート記録において、決定的な転換点となったのが将棋AIの襲来でした。2013年、山本一成氏が開発した将棋プログラム「ponanza」が「dona」というハンドルネームで参戦し、当時の人類最高峰レートを次々と撃破。レート3455という前人未到の数値を叩き出し、ネット将棋の歴史に永遠のマイルストーンを打ち立てました。

現在では各社公式棋戦や配信プラットフォームの多様化により、プロ棋士が公然と24で野良対局を行う機会は減少しました。しかし、プロ養成機関である奨励会の会員や全国トップレベルのアマチュア選手にとっては、今なお正体を隠して純粋な棋力向上を図る秘密の修行場として機能し続けています。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。