個人で国という巨大組織を相手に立証を行うのは過酷な作業だ。この課題に対し、長年被害者の側で伴走してきたのが全国B型肝炎訴訟弁護団である。全国の弁護士が連携し、カルテの読み込みから証拠の補完、裁判所への提訴手続までを一括して代理・サポートする体制を敷いている。
一方、被害者自身によって結成されたB型肝炎訴訟原告団も重要な役割を担う。彼らは単なる給付金の獲得にとどまらず、肝炎治療費の助成拡大や偏見・差別の撲滅、医療体制の整備を国に求め続けてきた。彼らの愚直な運動があったからこそ、法改正による救済枠組みの維持と改善が実現してきた経緯がある。