大人の歯の数は本来何本?28本と32本の違いや年齢別残存数を徹底解剖

大人の歯の数は本来何本?28本と32本の違いや年齢別残存数を徹底解剖

大人の歯の数は本来何本?28本と32本の違いや年齢別残存数を徹底解剖についての疑問解決ガイドをご紹介します。

歯の本数をめぐっては、インターネット上でいくつかの誤った常識が流通しています。健康な歯を長く維持するために、客観的な事実を知っておく必要があります。

誤解1:「歯が抜ける主な原因は虫歯である」

若い世代では虫歯による抜歯が目立ちますが、40代以降で歯を失う最大の原因は「歯周病(約37%)」です(日本臨床歯周病学会などの調査より)。次いで虫歯(約29%)、歯の破折(約18%)と続きます。歯周病は初期段階で強い痛みがなく、骨が溶けてグラグラになってから初めて気づくため、「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」と呼ばれます。痛くないからといって放置することが、将来的に一度に複数本の歯を失う最大の引き金となります。

誤解2:「親知らずは生えてきたら必ず抜かなければならない」

「親知らず=即抜歯」というイメージが定着していますが、これも一概には言えません。上下の親知らずがまっすぐ生えてしっかり噛み合っており、歯磨きも行き届いて炎症を起こしていない場合は、無理に抜く必要はありません。将来的に他の大臼歯を失った際の「自家歯牙移植」のドナーや、ブリッジの土台として活用できるメリットもあるためです。ただし、横向きに埋まって手前の歯を圧迫している場合や、清掃困難で周囲が腫れを繰り返している場合は、早期抜歯が推奨されます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。