Route271梅田本店の閉店理由と現在|新店「丹青」と復活の真相

Route271梅田本店の閉店理由と現在|新店「丹青」と復活の真相

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ROUTE271の物語は、大阪府高槻市の小さな店舗から始まりました。2009年、船井シェフが高槻市上田辺町にオープンさせた「ROUTE271高槻」は、たちまち地元で評判を呼び、京阪神全域からパンマニアが集まる名所へと成長。その勢いを駆って2015年に大阪・梅田の芝田エリアへと旗艦店を移転させると、空前のブームが巻き起こりました。

同店が日本のベーカリー史において特異だったのは、「料理人が本気で作るパン」という独自のジャンルを確立した点にあります。フレンチやイタリアン、エスニックの技法を惜しみなく注ぎ込んだ惣菜パンの数々は、従来のベーカリーの既成概念を粉々に打ち破りました。

その象徴と言える人気メニューが、看板商品としてメディアでも幾度となく取り上げられた「タイ風焼きそばパン」です。パッタイに着想を得た本格的なピリ辛エスニック焼きそばを、自家製のもちもちとしたコッペパンで贅沢に挟み込んだ逸品は、一般的なソース焼きそばパンとは次元の異なるコクと香気で人々を虜にしました。また、サクサクの香ばしい生地に限界まで濃厚な自家製カスタードと生クリームを詰め込んだ「クロワッサン・アラクレーム」、本格シャルキュトリーを惜しみなく挟んだ「パテ・ド・カンパーニュ」など、どれも専門レストラン顔負けの完成度を誇っていたのです。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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