インターネット上の考察コミュニティやSNS(旧Twitter・5ちゃんねる等)において、カルトというキャラクターは常に熱狂的な議論の中心にいます。読者の生の声や反応を検証すると、単なるバトル漫画の登場人物を超えた心理描写への関心の高さが浮き彫りになります。
「初登場時は冷徹な暗殺人形に見えたが、旅団の先輩たちの戦いを見て縮こまる姿が等身大の少年らしくて引き込まれた」「キルアにばかり構う母親を見て育ったカルトの承認欲求が痛々しい」といった声が多く見られます。読者が抱く第一印象と、作中で徐々に明かされる人間味・コンプレックスとの間にある「ギャップ」が、カルトのキャラクター像を重層的なものにしています。
特にアルカ編(会長選挙・アルカ編)以降、キルアとアルカの絶対的な絆が描かれたことで、「取り残されたカルトの孤独」に対するファンの同情と関心は一気に跳ね上がりました。母親の影に隠れていたおとなしい末っ子が、家族の関心を惹くために命がけで旅団に潜り込んでいるという構図は、多くの読者の胸を締め付けるエモーショナルなフックとなっています。