学業とプロ活動の両立。かつては個人の裁量に委ねられ、時には「部活動への不参加」として摩擦を生む原因にもなっていた課題に、明確な解が提示された。海外遠征やITF・ATPチャレンジャー大会への出場を公式な単位・公欠対象として認めるガイドラインの制定だ。
「休学して世界を回るか、大学に残ってインカレを目指すか」という不毛な二者択一は消えた。在学中にATP世界ランキング300位圏内に突入する選手が相次ぎ、キャンパスに籍を置いたまま海外下部ツアーで準優勝を飾る快挙も生まれている。学業の単位取得をオンライン講義で支えつつ、週末には世界のトッププロと対峙する。そんな「二刀流」が、もはや特別な存在ではなくなりつつあるのだ。