ニトリの防音カーテンに対して「効果がない」「意味がない」という声が上がる背景には、防音カーテンという製品そのものの物理的な限界と、ユーザー側の過度な期待とのギャップが存在します。
一般的な防音カーテンによる音の低減効果は、数値にするとおおむねマイナス5dB〜10dB程度です。音圧レベルにおいて5dB下がると人間の耳には「音が約3割カットされた」ように感じ、10dB下がると「半減した」ように感じられます。決して効果がゼロなわけではありませんが、スタジオのような完全な静寂が手に入るわけではありません。
また、音が侵入・漏洩するルートは窓ガラスの布地部分だけではありません。カーテンレールの上部、左右の端、裾の隙間、さらには壁や換気口、サッシのわずかな隙間からも音は回り込みます。布地自体の遮音性能が高くても、窓全体を気密密閉できない構造上、「思ったほど劇的な変化を感じられない」という結果に繋がってしまいます。