欧米では自治体が巨額の予算を投じて駆除を進めているものの、毎年夏になると剪定作業者や子どもを中心に痛ましい事故が報じられています。海外メディアの取材記録や現地の医療レポートから、実際の被害パターンを検証すると2つの典型例が浮かび上がります。
第1のケースは「草刈り作業中の二次被害」です。イギリスの公園管理業者が刈払機で除草を行っていた際、粉砕された茎から飛散した微小な樹液が作業員の首筋や前腕に付着。保護メガネの隙間から目に入り、強い日差しの中で作業を続けた結果、翌日に顔面全体が風船のように腫れ上がり一時的な視力低下に陥った事例が報告されています。
第2のケースは「子どもによる茎の玩具利用」です。北米では、空洞になっている太い茎を望遠鏡や吹き矢に見立てて遊んだ子どもが、口の周りや目の周囲に重度の皮膚炎を発症する事故が多発しました。外見が巨大でインパクトがあるため、好奇心から素手で折ったり引き抜いたりすることが極めて危険です。