飛鳥文化アタックの元ネタとは?聖徳太子の必殺技が放つ狂気と人気の真相

飛鳥文化アタックの元ネタとは?聖徳太子の必殺技が放つ狂気と人気の真相

飛鳥文化アタックの元ネタとは?聖徳太子の必殺技が放つ狂気と人気の真相についての疑問解決ガイドをご紹介します。

原作漫画でも屈指のインパクトを誇ったこの技ですが、その知名度を爆発的に押し広げたのは、2005年に放送されたテレビアニメ版『ギャグマンガ日和』の存在でした。アニメーション制作を手掛けたのはスタジオディーン、そしてメガホンを取ったのはギャグアニメの巨匠として名高い大地丙太郎監督です。

視聴者の間で語り草となっている飛鳥文化アタックの初登場回は、アニメ第1期・第4話「煬帝怒る(前編)」です。隋の皇帝・煬帝に拝謁するために海を渡ったはずの聖徳太子と小野妹子が、船上や異国の地で繰り広げる不毛極まりない口論の末、太子の口から突如として「飛鳥文化アタック!」の叫びとともに繰り出されました。わずか5分枠というショートアニメの制約を逆手に取り、極限まで無駄を削ぎ落とした超高速の編集テンポが、技の破壊力を何倍にも増幅させたのです。

特筆すべきは、聖徳太子役を演じたうえだゆうじ(当時は上田祐司)氏の怪演と、小野妹子役の名塚佳織氏による冷徹なツッコミのアンサンブルです。うえだ氏の甲高く情けない絶叫と、技を食らった妹子の乾いたリアクションは、音響監督も兼任した大地監督の計算し尽くされた演出によって「秒単位の芸術」へと昇華されました。後の第2期(名探偵うさみちゃん等も話題となったシーズン)以降でも太子の暴力性は衰えることなく、視聴者にとって「太子といえば理不尽な飛び蹴り」という強固なイメージが定着することとなりました。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。