健康効果の高いかぼちゃですが、すべての犬に安全というわけではありません。体質や既往歴によっては健康被害をもたらす恐れがあります。
まず警戒すべきは、犬のかぼちゃアレルギー症状です。ウリ科の植物に対してアレルギーを持つ犬の場合、食後に以下のような異変が現れることがあります。
・目の充血や周囲の赤み、身体の痒み・湿疹
・口元や手足をしきりに舐める・掻きむしる動作
・嘔吐、下痢、元気がなくなる
初めて与える際はごく少量(スプーン半分程度)からスタートし、食後数時間は体調に変化がないか観察してください。
さらに重大な配慮を要するのが、犬の腎臓病とカリウム制限です。かぼちゃには豊富なカリウムが含まれています。健康な犬であれば余分なカリウムは尿から排出されますが、腎機能が低下している犬はうまく排出できず、血中のカリウム濃度が異常に高くなる「高カリウム血症」を引き起こす危険があります。心不全や不整脈などの命に関わる事態を避けるため、腎臓病や心臓病の持病がある愛犬には、獣医師の許可なくかぼちゃを与えてはなりません。