岡田の肉体を語る上で、ジークンドーをはじめとする格闘術の修練は外せない。単なる役作りの範疇をとうに超え、インストラクターの資格免許を取得するまでに至った彼の鍛錬は、骨格レベルでの改造をもたらした。
ジークンドーやフィリピン武術カリ、USA修斗の技術体系は、無駄な筋肥大を嫌い、腱と関節の連動、そして脱力からの爆発的な出力を重視する。その結果、岡田の筋肉はボディビルダーのような見せるための隆起ではなく、野生動物のようにしなやかで高密度なものとなった。
首周りの筋群の太さは、打撃の衝撃に耐えうる実戦仕様の証拠だ。肩甲骨の可動域が常人離れしているため、腕を振り抜く初動が目視できないほどの速さに達する。機能美を極限まで追求した肉体は、ただそこに立っているだけで観客を呑み込む威圧的なオーラを放っている。