2020年7月21日、急性骨髄性白血病のため山本寛斎さんが76歳でこの世を去りました。デヴィッド・ボウイのアイコニックなステージ衣装を手掛け、日本人デザイナーとして初めてロンドンでコレクションを開催するなど、常に世界へ挑戦し続けた巨星の訃報は、世界中のクリエイティブ界に深い悲しみをもたらしました。
兄の急逝を受け、伊勢谷友介氏は自身の公式Instagramを通じて、胸を打つ追悼コメントを発表しました。そこには、偉大な兄に対する飾らない本音と、深い敬意が綴られていました。
「寛斎さん、お疲れ様でした。兄貴の生き様は本当に格好良かった。僕にとって、世界に向けて挑戦し続けるその姿はいつだって憧れであり、目標でした」
公の場では常に威風堂々としていた寛斎さんの熱量を誰よりも間近で感じ取っていた伊勢谷氏だからこそ、その言葉には血を分けた弟としての真実味が宿っていました。自らの成育過程では不在だった「父の面影」を寛斎さんの中に重ね合わせつつも、自立した表現者として兄の背中を追い続けた伊勢谷氏。その追悼文は、多くのファンの涙を誘いました。