大手2社のラインナップを比較すると、商品企画の明確な思想の違いが見えてくる。株式会社大創産業の製品は、ビジネスからフォーマルまで網羅する圧倒的な品揃えと実用性が武器だ。一方の株式会社セリアは、トレンドを意識したくすみカラーや、洗練された織り柄のタイを得意とする。
両社ともに主原料はポリエステル100%だ。かつてのポリエステル特有のテカテカとした安っぽい光沢感は抑えられ、マイクロファイバー技術の応用によってシルクに近い落ち着いた艶感を実現している。とはいえ、手触りや重量感、締め心地にはシルクとの違いが確かに残る。遠目には判別不能だが、手元での質感には微妙な差が出るのがリアルな現状だ。