どれほど上質なフレグランスを選んでも、つける場所やプッシュの仕方を誤れば逆効果になります。ここでは香水初心者の使い分け詳細まとめとして、失敗しない実践テクニックを伝授します。
まず押さえるべき大原則は、香水をつける場所とマナーにおける「香りは下から上へ立ち上る」という物理法則です。首筋やデコルテなど鼻に近い位置に香水をつけると、自身の鼻が麻痺しやすくなるだけでなく、周囲の人の呼吸器にも直接刺激を与えてしまいます。
オードパルファムの正しい付け方の鉄則は以下の通りです。
- つける位置は下半身が基本:ウエスト(腰まわり)、膝の裏、あるいは足首の内側が最適です。体温によって温められた香りが、服の隙間から歩くたびにふわりと立ち上ります。
- 適量はわずか1プッシュ:オードパルファムは非常に凝縮されています。肌から15〜20cmほど離し、ミストを細かく行き渡らせるように1プッシュだけ纏います。
- つけるタイミングは外出の30〜45分前:つけてすぐのトップノートはアルコール感が強く香りが尖っています。人前で会うタイミングに、最もバランスの取れたミドルノートへ移行させる逆算がプロの流儀です。
対照的に、オードトワレは香りが軽いため、手首の内側や肘の内側など、体温が高く動きのある関節部分に1〜2プッシュつけるのが適しています。それでもオフィスなどの閉鎖空間に入る前には、手首の内側につけたものをウエストに移すなど、拡散を抑える配慮が大人のマナーといえます。