かつてのボストンバッグといえば、「重い」「雨に弱い」「型崩れする」という弱点があった。しかし、素材科学の進歩がその常識を過去のものにした。現在市場を席巻しているのは、米軍のパラシュート技術を応用した超軽量リップストップナイロンや、海洋プラスチックをアップサイクルした高耐久撥水テキスタイルだ。
驚くべきは、その軽さである。容量45リットルクラスでありながら、バッグ単体の重量はわずか800グラム以下。リンゴ2個分程度だ。それでいて、引き裂き強度は従来のナイロンの数倍を誇る。タフで、軽くて、濡れない。この3拍子が揃ったことで、アウトドアシーンだけでなく、洗練された都市部での日常使いにも違和感なく溶け込んでいる。