全盛期のPL花火がどれほど規格外の規模であったのかは、数字を振り返ることでより鮮明になります。ネット上では「10万発」「12万発」といった数字が一人歩きしていましたが、この打ち上げ数の集計には独自の算出基準が存在していました。
かつて主催者発表としてメディアを賑わせた「10万発」「12万発」という数字は、連発花火の星(火薬の粒)や乱玉の1粒1粒まで細かくカウントする集計方法に基づいたものでした。他大会の算出基準と乖離があったため、晩年には煙火協会の基準に合わせ「約1万〜2万発」へと表記が改められましたが、クライマックスに投じられる火薬の密度と爆音は文字通り異次元でした。
とりわけ名物だったラストの超大型スターマインとナイアガラ瀑布は、数十秒の間に数千発の閃光が同時に炸裂し、夜空全体が真っ白に燃え上がって富田林市一帯が昼間のように照らされました。その直後に押し寄せる強烈な爆風と空気の振動は、遠く離れた近隣住民の住宅の窓ガラスを震わせるほどであり、観客の心身を圧倒する物理的な体験として語り継がれています。