健康診断の検査値で最も注目されるγ-GTPは、胆管細胞が傷ついた際やアルコールの過剰摂取によって血中に漏れ出す酵素です。一方で、近年急速に増加しているのが、お酒をほとんど飲まない人にも見られる「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」です。日本消化器病学会などの報告によると、成人健診受診者の約30%に脂肪肝の疑いがあるとされており、もはや誰もが無関係ではいられません。
肝臓に中性脂肪が蓄積して脂肪肝になると、肝細胞内で酸化ストレスが発生し、細胞が壊れて炎症が起きます。この悪循環を断ち切るために不可欠なのが、肝細胞の再生を促す良質なタンパク質と、活性酸素を除去する抗酸化物質の補給です。エネルギー源として吸収される糖質の質を見直し、血糖値の急上昇を抑える低GI・低糖質食を取り入れることで、肝臓への脂肪蓄積をダイレクトに抑制できます。