Q1:終わったことを何度も蒸し返すのは、何らかの病気や発達障害が疑われますか?
A1:一概に病気とは断定できませんが、関連する精神的特性は存在します。ASD(自閉スペクトラム症)における記憶のタイムスリップ現象や、ADHDの感情衝動性、全般性不安障害やうつ病に伴う強迫的な「反芻思考」などが背景にあるケースがあります。日常生活に支障をきたしている場合は、専門の心療内科や精神科での相談が視野に入ります。
Q2:何年も前のミスをネチネチと言い続ける職場の上司は、ハラスメントに該当しますか?
A2:業務上の必要性を逸脱し、すでに解決・是正された過去の過失を執拗に持ち出して人格を否定したり精神的苦痛を与えたりする行為は、パワーハラスメント(精神的な攻撃)に該当する可能性が極めて高いです。言動の日時、内容、居合わせた第三者を詳細に記録し、社内のコンプライアンス窓口や人事部、労働基準監督署へ相談することをお勧めします。
Q3:自分がつい過去のことを蒸し返してしまう側なのですが、どうすれば執着を止められますか?
A3:過去の記憶が蘇った瞬間に「いま、反芻思考が起きている」と客観的にラベリングする認知行動療法の技術(マインドフルネス)が有効です。また、頭の中で思考がループするのを防ぐため、怒りや不安を紙にすべて書き殴って可視化した後、破棄する「エクスプレッシブ・ライティング(筆記開示)」を取り入れると、脳の興奮を物理的に鎮めることができます。