エニエス・ロビー編でのCP9戦からルフィがギア5へと覚醒したワノ国編を経て、太陽の神ニカの伏線は見事な収束を見せました。単なるゴム人間と思われていたルフィの能力は、実は動物(ゾオン)系幻獣種「ヒトヒトの実 モデル“ニカ”」であり、800年前に存在した最初の海賊ジョイボーイとニカの関連が歴史の線上で完全に結びついたのです。
この劇的な展開を踏まえ、物語最大の核心であるひとつなぎの大秘宝の正体についても極めて解像度の高い考察が展開されています。ゴール・D・ロジャーがラフテルに到達した際、莫大な宝を前にして「笑った」という事実は、彼らが訪れた時代には「ある条件」が揃っていなかったことを意味しています。その条件とは、しらほし(ポセイドン)の誕生、ワノ国の開国(プルトンの解放)、そしてニカ(ジョイボーイ)の再来です。
考察界隈や物語分析において最も支持を集めているのは、「散り散りになった世界中の海(オールブルーの現出)と、分断された人種・国家を物理的かつ精神的に一つに繋ぐ巨大な仕掛け」という説です。ラフテルに残されたのは、歴史の真実を記録したポーネグリフと、世界をひっくり返す壮大な計画をコミカルに記した「世界最古の約束の書」であり、それ自体がジョイボーイの残したユーモアに満ちたメッセージであったと結論付けられます。