人間は無意識のうちに、1時間あたり十数回から二十回以上も自分の顔を触っているという行動科学の調査データがあります。パソコン作業中の疲れ目や、乾燥によるかゆみを感じた際、指先で目をこする行為は感染リスクを急激に跳ね上げます。
ドアノブ、電車のつり革、エレベーターのボタンなどに付着したウイルスは、手肌の上で一定時間感染力を維持します。その手で目をこすると、角膜や結膜の微細な傷からウイルスがダイレクトに粘膜深部へ押し込まれてしまいます。
目からの接触感染を防ぐ最大の鉄則は「洗っていない手で絶対に顔を触らないこと」です。目がかゆい時は素手でこすらず、清潔なティッシュペーパーを使うか、まず流水と石鹸で入念に手を洗う習慣の徹底が欠かせません。