実習室に入ると、そこには3Dプリンタやデータ解析ツールを自在に操る生徒たちの姿がある。2026年の教育現場において、ICT技術の導入は珍しくないが、ここではそれが「道具」ではなく「身体の一部」として溶け込んでいる。視覚的な情報の処理を得意とする生徒は、画像認識AIの精度検証タスクで目覚ましい集中力を発揮し、細部へのこだわりを活かして精密機器の検品作業を自動化するスクリプトを組み上げた。
得意なことにとことん没頭できる環境。それが生徒たちの目を輝かせている。教員が手取り足取り教えるスタイルは過去のものとなった。現在の指導法は、生徒自身が課題を発見し、デジタルツールを用いて解決へと導く伴走型へとシフトしている。