1990年代、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念が「Highly Sensitive Person (HSP)」だ。全人口の約15〜20%、およそ5人に1人がこの生まれ持った気質を備えているとされる。
国内に目を向けると、日本心理学会の学術大会などでも感覚処理感受性(SPS)に関する研究報告が着実に増えている。心理学・自己啓発の領域において、このテーマは一時的な流行を超え、人間理解の新たな軸として定着した。空気を読むことが強く求められる社会環境も、この議論を後押ししている。