技術トレンドの変遷に伴い、指導現場の空気も劇的に変わりつつある。かつては女子中高生の部活動で「まずはツーハンド(両手)で確実に届かせろ」と教えられるケースが一般的だった。しかし現在、日本バスケットボール協会(JBA)が推進する新しいバスケットボール指導法では、発育発達段階に応じたワンハンドシュートの早期導入が強く推奨されている。
指導者向けの講習会やYouTubeで配信される育成ドリルでも、筋力がない小学生に対し、無理に遠くから打たせるのではなく、リングに近い位置から正しいワンハンドのフォームを構築するドリルが主流となった。初期段階でボールの押し出し癖や両手撃ちの左右アンバランスを防ぐことが、将来的なシュートレンジの拡大に直結するからだ。